カーテンの歴史

上流階級のお洒落

カーテンの歴史についてですが、古くはローマ時代の絵画に見ることができます。
しかし、その目的は今のように遮光などではなくお洒落の一部として捉えられていました。
本格的に装飾が豪華になってきたのは、バロック時代で生地にブロケードを入れ込んだりと、今の感じからは考えられない豪華さです。
ナポレオン時代には、エジプトやローマをイメージした古典的な様式に変わり、少し落ち着いた雰囲気になります。
19世紀後半になると、芸術がモチーフに自然性を求めるようになり、今のデザインの基盤ともいえるものが出来上がります。

日本のカーテンのルーツ

日本のカーテンのルーツを辿ると、襖や障子がメインと思われますが、竹製の簾などがありましたが、障子などにより一時期衰退しますが、江戸時代に出島の長崎に文化が伝わることで新たに広がりをみせます。
明治・大正と日本の文化を取り入れたカーテンが造られていき今日に至ります。
遮光などの実用性もありながら、オシャレな要素も入り込んできている文化の一つと言えます。